こんにちは、ライフキャリアコーチの山口由香子(きのこ)です。
この記事ではそんな方に向けて、26歳で転勤族×ママになったことをきっかけに退職して、フリーランスとして働いている私が思う、フリーランスになって後悔したことを5つご紹介します。
そもそもフリーランスとは?
そもそも「フリーランス」とは、会社や組織に所属さず、個人で仕事を請け負う働き方のことを言います。
クライアントやプロジェクトごとに契約を結び、相手から求められるスキルやコンテンツを提供し、その対価として報酬を受け取るという契約形態のことです。
時間や場所を問わず働けるため、私と同じようにライフイベントを機に働き方に制約がある方にとっては、働きやすい選択肢の一つだと思います。
フリーランスになろうと思った理由
そもそもなぜ私がフリーランスになろうと思ったかというと、
フリーランスしか働く選択肢がなかった
からです。
その当時の私は26歳で、転勤族の夫の結婚・妊娠・出産を1年間で全て経験するという、目まぐるしい変化のある日々を送っていました。
ずっとキャリアの方向性について悩んでいたので、産後半年後には自己分析したり、自治体のセミナーに参加したり、ハローワークや転職エージェントに相談したりしていました。
しかし、どれだけ自己分析しても自分のことが分からず、紹介される求人は自分の興味のないものばかりor紹介できる求人はありませんと言われる始末。
さらに第二子の妊娠が発覚したこともあり、当面は雇用される働き方はできないと判断しました。
ただ、「もっと20代のうちに働きたかった」という気持ちが強かったため、働くための唯一の選択肢である、時間や場所にとらわれないフリーランスという選択肢を選ばざるを得ない状況だったんです。
私がフリーランスになって後悔したこと5選
結局今振り返ると、「あの時フリーランスになると決断して良かった!」と思えているのですが、後悔したこともあります。
- 雑務に時間がかかる
- 収入が減る
- 一人で働くのが孤独
- 福利厚生が不安
- 学びや自分と向き合う機会が少ない
以下で一つ一つ体験談をお話ししていきます。
後悔①雑務に時間がかかる
フリーランスになると、本来の仕事とは別にやらなければならない雑務が山ほどあります。
その中でも一番大変なのが年度末に行う確定申告。
税理士さんなどを雇って、やってもらえたら楽なのですが、収入が安定するまでは自分でやらなければならないことがほとんど。
確定申告にも必要な経費精算や給与計算、請求書の作成など、本来経理や総務がやっていた仕事も行う必要があります。
もともと細かい事務作業や管理が苦手な私にとって、特に要領が分からない最初のうちはとても苦痛でした。
後悔②収入が不安定
フリーランスになる1番の懸念は収入面の方が多いのでは?
毎月の生活費やローン、子供の教育費などを考えると、収入が不安定なことは大きな不安になりますよね。
特にフリーランスになって最初の頃は、自分の仕事に対して金額をつけることに慣れていないので、自分の価値を低く見積もりがちに。
また仕事の発注側も、相手の仕事のレベルを把握できないため、報酬を安く抑える傾向があります。
その結果、働いている時間に対して低収入が続いてしまうこともあると思います。
またフリーランスになると一度契約を開始しても、社会情勢や契約先の会社の業績の変化によって、一気にお仕事が減ったり、契約解除になったりする可能性があります。
実際に私は、コロナが流行していた時期、元々やっていた求人制作の仕事がなくなり、収入が0になったことがあります。
さらにフリーランスは、稼ごうと思えば天井なく稼げる可能性もある働き方ですが、自分が動かない限り、収入は増えないし安定することもありません。
たとえば会社員であれば有給を使えば、お休みしながら収入を得られることもあるかもしれませんが、フリーランスはそのようなことはありません。
働くのも休むのも自由ですが、その分収入に関しても自己責任なのです。
後悔③一人で働くのが孤独
フリーランスは基本的に個人かつ在宅で仕事をするケースが多く、孤独になりやすいところがあります。
私自身、仕事で辛いことがあった時や、プライベートで嬉しいことがあった時、誰かに話したいと思っても、話せる人が家族ぐらいしかいませんでした。(会社員時代は同僚や先輩とのランチやオフィスでの雑談の中で話せていたのに…!)
そんな孤独感が積もり積もって、精神的にしんどい時期もありました。
そんな孤独感もあり、SNSを始めたり、自分と同じ境遇の方がいるコミュニティを探したりしていました。
後悔④福利厚生が不安
会社員をやめてフリーランスになると、企業の福利厚生や社会保障を利用できなくなり、不安を感じることも。
たとえば私は第一子出産前に会社を退職しているため、子供を二人出産していますが、どちらも産休・育休手当をもらっていません。
本来はもらえるはずだった手当を受け取ることができず、さらにその当初は専業主婦で収入がない中で、出産・子育てを乗り越えていくことはとてもハードでした。
結果的にはお金がないからこそ、家計を見直すよい機会となったのですが、あの時は辛かったです。
さらに、会社を通じて加入していた厚生年金は、自分で国民年金に加入、健康保険は国民健康保険に自己負担で切り替える必要があります。
本来であればどちらも会社が50%負担してくれていたにも関わらず、全て自己負担になります。
後悔⑤学びや自分と向き合う機会が少ない
実は私的にこれが一番後悔しているポイントかもしれません。
会社員時代は会社が研修を用意してくれたり、異動や新しい仕事を任されたりする中で、自然と学び、スキルアップする環境がありました。
また、定期的に定期的に上司との面談があることで、自分が今後どんなキャリアを築いていきたいのか、自分はどんな人間なのか向き合う機会があったと思います。
ただフリーランスになると、自主的に学ぶ機会や自分と向き合う機会を作っていかないと、自分を向上させることや自分のことを知ることはできません。
そのため私はこれまでSHElikesやコーチングスクールに投資することで未経験の仕事にチャレンジしたり、コーチングを受けることで自分と向き合う機会を作ってきました。
逆にフリーランスになってよかったことは?
これまでフリーランスになって後悔したことをお伝えしてきましたが、もちろん良かった点もたくさんあるし、だからこそ今でもフリーランスという働き方を選び続けています。
- 転勤族やママでも時間や場所を問わず働ける
- 休みたい時に休める
- 自分のやりたいことに従って自由に仕事を選べる
- ストレスが減る
- 通勤がなくなるので、最大時間働ける
なかでも、転勤族×ママとして働く時間や場所を自由に選べることは一番よかったことです。
子供の体調不良や転勤の際の引越しの際など、仕事を休みたい時に休めたり、また夫の海外駐在により帯同することになっても、お仕事を継続できるなど、フリーランスの働き方は自分の境遇にとても合ってるな〜と思います。
人によって合う・合わないがあると思いますが、私と同じような境遇の方には一度検討していただいてもいいのかなと思います。
まとめ:フリーランスが合うかどうかはその人次第
結論、フリーランスという働き方が合うのかどうかはその人次第だと思います。
ただフリーランスが合うのかどうか、本当に後悔するのかどうかは、自分一人で考えても分からず、決断できないことも多いと思います。
私自身、ライフキャリアコーチとして私と同じような境遇の方や、フリーランスになるかどうか悩まれている方のお話をたくさん聴かせていただき、変化のきっかけを一緒に作ってきました。
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