こんにちは!きのこです。
コロナを経て個人からも法人からも需要が高まっている「フリーランス」という働き方ですが、
と疑問に感じて、フリーランスになりたくてもなかなか始められない方多いのでは?
そんなこれからフリーランスになりたい!という方のために、現在フリーランスとして働いている転勤族ママの私が、フリーランスになるためにやってきたことをまとめてみましたので、参考にしてみてください!
フリーランスってどんな働き方?
「フリーランス」とは、会社や組織に所属さず、個人で仕事を請け負う働き方のこと。
クライアントやプロジェクトごとに契約を結び、相手から求められる技術やコンテンツを提供し、その対価として報酬を受け取るという契約形態のことをいいます。
フリーランスのメリット&デメリット
ここで私が実際にフリーランスになって感じたメリットとデメリットをお伝えします。
フリーランスの5つのメリット
フリーランスのメリットはこの5つ!
- 場所や時間を問わず働ける
- キャリアのブランクを最小限に抑えられる
- 保育園に受かる可能性が高まる
- 最大時間仕事できるのでその分稼げる
- 節税できる
これから一つ一つ説明していきます!
メリット①場所や時間を問わず働ける
フリーランスのメリットはずばり「自由」であること。
フリーランスになると、時間や場所を選ばず、好きな時に好きな場所で働けます。
そのため、子育て中のママさんは育児の合間に家で仕事ができたり、転勤族の方はたとえ海外でも働いたりすることができます。
私も二児のママ&転勤族のため、仕事探しに苦戦しましたが、フリーランスであれば、育児中でも海外でも働けるので、フリーランスになることを決意しました。
メリット②キャリアのブランクを最小限に抑えられる
フリーランス以外の働き方の場合、一般的には、ママの場合は産前産後、転勤族の場合は転勤の度にお仕事のブランクが発生しますよね。
でもフリーランスの場合、たとえ妊娠中でも、海外転勤になっても、ブランクなしでキャリアを積むことが可能!(もちろんその時のご自身の状況によりますが…)
ちなみに私の場合は、二人目妊娠中は予定日の1週間前までふつうにお仕事していました。笑
メリット③保育園に受かる可能性が高まる
これは住んでいる自治体にもよりますが、私の住む自治体では、たとえフリーランス(自営業)でも就業中ということには変わりなく、点数も減点されなかったので、子どもを保育園に預けられるようになりました。
自治体によっては、自営業の場合は減点されたり、在宅で働く場合は優先度がさがったりするところもあるかと思いますが、少なくとも求職中よりは点数は高いはずなので、保育園に預けられる可能性が高まります。
メリット④最大時間仕事できるのでその分稼げる
フリーランスなら時間も場所も選ばずお仕事可能なので、通勤時間ゼロです。
私の場合、保育園に子どもを見送りに行って帰ってきたら即お仕事開始。お迎え時間の少し前に仕事を終えれば、間に合います。
そのため時短勤務不要!最大時間の仕事ができるので、その分お金を多く稼げます。
通勤時間がないので無駄な時間が発生せず、効率よく仕事ができています。
メリット⑤節税できる
フリーランスの場合、稼いだお金に対して所得税や住民税がかかるのではなく、
稼いだお金(収入)ーかかったお金(経費)=所得 に対して税金がかかります。
つまり、経費が多ければ多いほど税金が少なくなります!
例えば私の場合、在宅でPCを使って仕事しているため、家賃や光熱費、パソコンやスマホ代、勉強費用なども経費に含まれるので、その分所得が減り、税金が少なくなります。節税対策できるのもフリーランスのメリットです。
フリーランスの3つのデメリット
と思ったら大間違い!フリーランスの下記のようなデメリットがあります…。
- 仕事が不安定
- 時間の管理がしづらい
- 付随業務も全て自分で行う必要がある
デメリットについて詳しく説明します。
デメリット①:仕事が不安定
一度契約を開始しても、社会情勢や業績の変化によって、一気に業務量が減ったり、契約解除になったりする可能性があります。
実際私は、コロナが流行していた時期、元々やっていた求人制作の仕事が減ってしまい、収入がほとんどなくなってしまった経験があります。
このように、一度仕事を始めても、いつ仕事がなくなるか分からない不安定と隣り合わせで仕事をしていく必要があります。
デメリット②:時間の管理がしづらい
フリーランスはいつでもどこでも仕事ができるからこそ、たとえば早朝や深夜、土日祝日だって仕事できます。
そのため、仕事と家庭やプライベートとの切り替えがうまく出来なくなるというデメリットにも…。
私の場合、休日や子どもが保育園から帰ってきてからも仕事をしてしまい、家族に迷惑をかけたり寂しい思いをさせてしまったりしていることもあるので、常に反省の日々です…。
デメリット③付随業務も全て自分で行う必要がある
フリーランスの付随業務とは営業・経理・総務など。まず営業業務として、仕事を獲得するためにクラウドソーシングサービスや求人サイトを利用して仕事を探す必要があります。
また、自分のスキルを売り込むために、交流会への参加や、SNSでの発信、募集をかけたり、直接相手に問い合わせたりなど、本来営業が行ってくれるような仕事もやらなくてはいけません。
さらに、経費精算や給与計算、確定申告や請求書、就労証明書などの書類の作成など、本来経理や総務がやっていた仕事も行う必要があります。
フリーランスが向いている人って?
私がフリーランスになってみて感じた、フリーランスの働き方が向いている人の特徴は5つです。
- オンオフの切り替えが上手な人
- スケジュール管理能力が高い人
- 金銭管理能力が高い人
- 安定よりも変化を求める人
- フットワークが軽く発信力のある人
こう考える理由を説明します。
①オンオフの切り替えが上手な人
デメリットでもお伝えしたように、フリーランスは自由な働き方を実現できる分、私のようにオンオフの切り替えが出来ない人は、仕事と家庭やプライベートとの両立が難しくなります。
オンオフの切り替えができないと、家族に迷惑をかけてしまったり、疲れやストレスが溜まってしまったりと、家庭にも仕事にも悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、オンオフの切り替えを上手に行える人ほど、より効率良く仕事ができ、家庭やプライベートとの両立もできると思います!
②スケジュール管理能力が高い人
フリーランスになると、複数社と契約を結んで仕事をしたり、複数案件を別々の納期までにこなす必要があったりと、会社員として働くよりもさらにスケジュール管理能力が問われます。
また、毎月の収入や仕事量を考え、休日や体力などのバランスを意識しながら、スケジュールを立てる必要があります。
そのため、複数の仕事をセルフコントロールをしつつ、スケジュール管理できる人ほど、フリーランスに向いています。
③金銭管理能力が高い人
フリーランスで働くと、給与や経費の計算まで、基本的には自分で行わなくてはなりません。
そのため、毎月の収支を考え、どのくらいの収入が必要なのかを計算して仕事したり、節税や経費についても知識も必要になるなど、お金の管理能力が問われます。
④安定よりも変化を求める人
仕事に安定を求めるより、変化のあるチャレンジングの仕事の方が好きだという人ほど、フリーランスは向いています。
色々な人とコネクションを作る必要があったり、新しい仕事探しを自由に行えたりするので、好奇心旺盛な人ほど活躍しやすいと思います。
⑤フットワークが軽く発信力のある人
フリーランスはただ待っているだけで仕事が来ることはありません。積極的に行動したり発信したりすることで自己アピールを行い、お仕事をゲットしていく必要があります。
そのため、フットワークが軽く、発信力のある人ほど、フリーランスに向いていると思います。
フリーランスの将来性
フリーランスにはメリット&デメリット、向き不向きもありますが、コロナの影響もあり、個人からも法人からも需要の高い働き方です。
フリーランスの働き方には政府も注目しているため、今後ますます、複数社と同時進行で仕事をするパラレルワークや、プロジェクト単位で集まって仕事をするような働き方が、社会全体で広がっていくと考えられています。
そのため、今から「自分にしかできない仕事ができる」フリーランスを目指すことは、これからの社会を生き抜く上で、非常に大切だし、損はないと思います!
フリーランスになるための5つの準備&手続き
①何のフリーランスになるのか考える
具体的に自分はどんな「業界」「職種」「仕事内容」のフリーランスになりたいのか、またはなれるのかを、まず考える必要があります。
最もスムーズにフリーランスになるためには、前職の経験やスキルを活かしたお仕事を始めること。
たとえば私は前職で人材紹介の法人営業を行っていた経験があるため、「人材業界」「営業」「求人制作やスカウトなどの営業の付随業務」の経験がありました。
そのため、まずはこれまで培ったスキルや経験を活かせそうなお仕事を、前職のコネクションや求人サイトを活用して探し、フリーランスデビューしました。
たとえば、簡単な入力作業やライター業務などは未経験OKのお仕事が多いため、比較的未経験からでも始めやすいです。
ただ、より専門スキルや経験を求められる仕事にチャレンジしたい場合、改めて本やインターネットを通じての独学や、スクールを利用して勉強し、その上で実績を積む必要があります。
私も前職のキャリアが浅く、できる仕事の幅が狭かったので、よりスキルアップするために、Webスクールに通い、Webデザイナーのお仕事を始めました。
このように自分の理想のフリーランス像になるためには、必要であれば新しいスキルや知識を身につけて、できる仕事を増やしてキャリア&スキルアップいく必要もあります。
②開業届を出す
どんなフリーランスになるかを決めたら、個人事業主として開業届を提出しましょう。
フリーランスになるには開業が必須というわけではありませんが、開業届を出すと、青色申告という節税につながる確定申告ができるようになるので、出しておいて損はありません!
開業届の手続き自体は全く難しくなく、開業freeeを使えば、さらにサクッと終わらせられるので、是非使ってみてください!
③フリーランスになるために必要なものを準備する
もし在宅でパソコンを使ってお仕事をする場合、PCやWi-fi環境、デスク&チェアなど、快適な仕事環境を実現するためのものを準備する必要があります。またお仕事の内容によっては、名刺やWebサイト、パンフレットなどを用意したりする必要がある方もいらっしゃるかもしれません。
④仕事(案件)を獲得する
フリーランスとして開業したら、次は実際に仕事を取りにいきましょう!
ただ、フリーランスになっていきなり営業で仕事を獲得するのは非常に難しいです。
最初は知人の紹介で仕事を獲得できる人もいますが、いつかは自分で仕事を獲得できるようにならなければいけません。
そのため、フリーランス初心者にオススメなのが、フリーランスエージェントや求人サイト、クラウドソーシングサービスの活用!
フリーランスエージェントでは、営業代行をしてくれるため、フリーランスになりたての人でも仕事を獲得することができます。
また最近の求人サイトには意外と正社員やアルバイト以外にも「業務委託」という契約形態の募集があるので、探してみると良いと思います。
さらにクラウドワークスや、ランサーズなどのクラウドソーシングサービスを利用すれば、スポット案件〜継続案件まで仕事内容も幅広く募集されているので、試しに見てみてください。
これらのサービスを活用して、いくつかフリーランスとしての実績が増えてきた段階で、徐々に自身での営業での案件獲得に挑戦していくのが良いと思います。
⑤契約書を結ぶ
フリーランスとして仕事をする際に必要なのが「契約書」です。
エージェントを利用していればエージェントにお任せしてしまえば良いですし、業務委託契約の場合は基本的には企業側が契約書を準備してもらえることの方が多いです。
ただ、自身で案件を獲得した際には、契約書も自身で用意するor企業に用意してもらう必要があります。
「業務委託契約書 ひな形orテンプレート」と検索すると、いくつか参考になるものが出てくるので、必要な方は参考にしてみてください。
フリーランスになってからやるべき3つのこと
いざフリーランスとして仕事を始めてからも、やることは山積み。
たくさんある中で、最低限フリーランスになってからやるべき3つのことをご紹介します。
①請求書の作成
仕事を終え、いざクライアントに報酬を請求する際に必要になるのが、請求書。
そんな方におすすめなのがMisoca(みそか)。
私は元々業務委託契約先の会社におすすめされて使い始めたのですが、数分で簡単に請求書を作成でき、わざわざ郵送で送らなくてもメールでも送付できます。
めちゃくちゃ簡単に綺麗な請求書が作れるので、よかったら使ってみてください。
②事業用銀行口座の作成
開業届を提出した場合、屋号で事業用口座が作れます。
プライベートのお金と事業のお金は別で管理した方が、確定申告がスムーズになるので、事業用口座を作るのがおすすめです。
③確定申告の準備
フリーランスになって最も面倒だと感じるのが確定申告。
中には大変すぎて専門家にお金を払ってお任せしている人もいますが、最初のうちは安定収入がないので、できるだけ支出は抑えたいところ。
そんな時におすすめなのが、会計ソフト「freee」や「やよいの青色申告オンライン」!
これらの会計ソフトを利用すると、確定申告の負担を少しでも軽くできますので、使って見てください。
まとめ:フリーランスは大変だけどやりがいのある働き方
フリーランスは最初はなかなか仕事や案件を獲得できず、思うように稼げなかったり、面倒な準備や手続きがあったりと、苦労することも多いと思います。
でも10年先には終身雇用が当たり前の時代は終わり、パラレルワーカーやプロジェクト単位で個人が集まって仕事をする時代が訪れると言われています。
そんな時代がやってきたときにも生き抜くため、「自分にしかできない仕事や働き方」を手に入れるために今頑張ることは、決して無駄なことではないと思います!
もしフリーランスになるために何から始めるべきか悩まれている方は、今回お伝えした準備や手続きを一つずつクリアし、前に進んでみてください。