こんにちは!きのこです。
今回は、現役ママWebデザイナーの私が、どうやって未経験からWebデザイナーになったのか。その過程を以下の5つのステップに分けてご紹介します。
- Webデザインの勉強に最低限必要なものを揃える
- webデザインスクールに通う
- 実績を作る
- ポートフォリオを作成する
- Webデザインのお仕事を探す
この記事を読んだ後、Webデザイナーになるための一歩を踏み出せる人が、1人でも増えると嬉しいです。
Webデザイナーとは?
Webデザイナーとは、企業や個人などのクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当する人のことを差します。
具体的には、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトを使用してWebサイトのデザインを行い、そのデザインをもとにHTMLやCSSなどの言語を使用して実際にWebサイトを制作していく仕事です。
私も初めは、絵描くの下手だし、センスないし、コーディング難しそうだから、Webデザイナーは向いてないかなと思っていました。
でも実際に勉強し始めてみると、私の最初の考えは間違いだった!ということに気づきました。
実際には絵を描いたりすることだけがWebデザインではありませんし、センスがよくないとWebデザイナーになれないわけではありません!
Webデザイナーにとって最も重要なのは、クライアントの要望を叶えられる「デザイン(設計)」ができるかどうか。
クライアントへのヒアリングを通じて、情報整理を行い、全体の構成を考えながらデザインを構築していきます。
Webデザイナーとは、クライアントの要望を叶えられるよう、見た目のデザインはもちろんのこと、情報や使い勝手など、すべてを「デザイン」する仕事なのです。
また、コーディングの勉強は最初のうちは難しいと感じる方も多いと思います。
ただ小学生が九九を覚えるように、ある程度のコードを覚えることができれば、あとは使いこなすだけ!
自分が入力したコードが上手く動作した時の達成感たるや半端ないです!笑
さらに、もし上手くいかないことがあっても検索すれば、親切な人がコピペOKのコードを教えてくれていることも。
やる前から「自分には向いていない」「難しそう」と諦めるのではなく、まずはやってみることがすごく重要です!
未経験からWebデザイナーになるための5つのステップ
- Webデザインの勉強に最低限必要なものを準備する
- webデザインスクールに通う
- 実績を作る
- ポートフォリオを作成する
- Webデザインのお仕事を探す
ステップ1:Webデザインの勉強に最低限必要なものを準備する
未経験からWebデザイナーになるために、最低限必要なものは、以下の3つです。
- ハイスペックのパソコン
- PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフト
- コーディングをするためのテキストエディタ
①ハイスペックなパソコン
パソコンはWebデザイナーになる上で必需品。
しかし、パソコンならなんでも良いというわけではありません。
Webデザインの勉強を始める上で欠かせない、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトを操作するためには、それなりのスペックのあるパソコンが必要です。
Webデザインを勉強する上で必要なパソコンのスペックについて、いくつかのスクールの講師や、PhotoshopやIllustratorを制作しているAdobe Systems社に聞いて分かったことは以下の通りです。
- CPU : インテル Core i5以上
- メモリ : 16GB
- ハードディスク : 500GB以上
- OS : Windows10 or Mac最新
今お持ちのパソコンがある方は、ご自身のパソコンにWebデザインを勉強する上で十分なスペックがあるかどうかをチェックしてみてください!
もしスペックが足りない方は、新しいパソコンの購入が必要です。
私がいろいろな人に相談して悩んだ挙句、購入したパソコンはこちらです。
②グラフィックソフト
Webデザインの勉強に欠かせないのが、「Photoshop」と「Illustrator」。
PhotoshopとIllustrator はAdobe Systems社のグラフィック制作ソフトで、Webはもちろん、あらゆるデザイン領域において業界標準のソフトウェアとなっています
Photoshopは主に写真等の画像の加工や補正が得意なソフト、Illustratorはテキストや図形などのオブジェクトに対して細かなデザインを施すときに使用されるグラフィックソフトです。
どちらもWebデザインをする上で必須のソフトなので、Webデザイナーを目指す方であればどちらのソフトも使いこなせるようになる必要があります。
Photoshop、Illustratorどちらも揃えるとなると、最安値でもPhotoshopは月額980円(フォトプラン)〜、Illustratorは月額2,180円(年単位契約)。
合わせて月額3160円(税別)、年間ですと37,920円(税別)かかります。
それは…ヒューマンアカデミー『たのまなadobe』トレーニング通信講座を受講すること!
なんとPhotoshopやIllustratorを含むAdobeの全ソフトが利用できる「Creative Cloudコンプリートプラン」を、36,346円(通常:71,637円 税抜)で使うことができるんです!!
さらに各ソフトの操作方法などが学べる動画講座もついてきます!
「学生・教職員個人版(アカデミック版)」ですが、もちろん一般の社会人でも利用可能。
つまり、『たのまなadobe』トレーニング通信講座は、Adobeの全ソフトを学割価格で利用可能+ソフトの基本操作から制作実務スキルまでを学べる、むちゃくちゃお得な講座なんです。
③テキストエディタ
テキストエディタとは、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を用いて、Webサイトを作成する作業(コーディング)で使用します。
実際の制作を行う上では、Adobe Systems社の「DeamWeaver」のようなソフトウェアを使用することがおすすめですが、未経験の方でも手軽に使用できるようなテキストエディタもあります。
Sublime Text(サブライムテキスト)は、無料で使えるテキストエディタで、MacとWindowsどちらも対応しており、多くのwebデザイナーに利用されています。
豊富なショートカットで作業効率をアップできるので、コーディング初心者の方の私にぴったりでした。
ステップ2:Webデザインスクールに通う
未経験からデザイナーになるために必要なスキルを、独学で勉強しようかスクールに通うべきか、悩む方も多いと思います。
確かにWebデザイナーになるためにスキルや知識は、独学でも学べます。
しかし独学の場合、分からないことがあったときに質問できないので、思い通りに学習が進まず挫折してしまいがち。
結果的にWebデザインスキル習得までにかなりの時間がかかってしまいます。
でも、スクールであれば、不明点があっても講師に質問し、解決できます。
また、自分のなりたい職種や活躍したい方向性、現代のトレンドに合わせて、必要な技術を効率良く学べるので、短期間でも未経験からWebデザイナーになるためのスキルを習得することが可能です。
Webデザインが学べるおすすめのスクールをまとめましたので、ご自身の状況や予算に合わせて選んでみてください。
おすすめのWebデザインスクール
概要 | 期間 | 授業料 | 場所 | |
【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】 |
Web制作会社LIGが運営するWebデザインスクール。 映像教材を使用したオンライン授業と個別指導を併用した学習スタイルを採用しています。 現役クリエイターによる指導、全員Macでデュアルディスプレイの良質な学習環境、 コンサルタントによる手厚い就職支援が保証されています。 |
6ヶ月 | 450,000円 |
上野/池袋 |
【.pro】 |
週1回(日曜)の完全対面式・少人数クラスの講義形式でデザインの基礎知識を学べるスクール。 学んだ知識を活かしてアウトプットしたものに対して、講師からフィードバックを受けられます。 カリキュラム修了後も就職・転職相談を受けられます。 |
4ヶ月 | 248,000円 | 渋谷 |
【デジタルハリウッド 主婦ママクラス】 |
デジタルハリウッドの主婦・ママ専用のクラスです。 自宅やスタジオでの映像教材を通じた学習と、スタジオでの授業を併用して学ぶことが可能。 授業の際はベビーシッター制度を利用できます。 |
6ヶ月 | 530,000円 | 渋谷/新宿/吉祥寺/大阪 |
【SHElikes】 |
短期間で効率的に学べる、自分らしい働き方を実現したい女性のためのクリエイティブスクール。 WEBデザインだけではなく、その他WEBマーケティングやライターなど全16種類のコースから、自由に選んでスキルアップできます。 |
好きなだけ | 入会金148,000円+月額14,800円 | オンライン |
【Fammママwebデザイナースクール】 |
参加者はママ限定で、子供とも一緒に参加も可能。 1ヶ月・全5回の短期間・最大8名の小人数制の講義で、Webデザイナーの基本ともいえる「ページ作成」と「バナー作成」を身につけられます。 |
1ヶ月 | 148,000円 | 全国各地/オンライン |
無料でWebデザイナーになる方法は?
そんな方には、ハローワークの職業訓練がおすすめ!
最近では、お住まいの地域によりますが、職業訓練の中にWebデザインの講座があるケースも。
職業訓練校だと、基本的にテキスト代(1万円前後)以外、無料で受講可能!
予算の面でどうしても手が出ない…という方は、合わせて検討してみてください!
Webデザイナー求人の中には、数は少ないですが、全くの未経験から入社でき、入社後Webデザインについて学びながら実務経験を積める求人もあります。
ただし、全くの未経験スタートになりますので、新卒&第二新卒ぐらいの20代の方が採用されやすいかと思います。
ステップ3:実績を作る
Webデザインについて学びながら、どんどん実績を作っていきましょう!
- バナーやWebサイトのトレース
- 一からデザインを考えた作品を作る
- クラウドソーシングサービスを利用する
①バナーやWEBサイトのトレース
Webデザイナーの筋トレとも呼ばれているのが、バナーやWEBサイトのトレース(模写)。
Photoshop、Illustratorなどを使って、お気に入りのバナーやWebサイトのデザインを、そっくりそのまま真似して作ります。
数としてはバナートレースは30個、Webサイトトレースは10ページを目標にやってみると、グラフィックソフトの操作にも慣れますし、デザインの引き出しも増えます。
②一からデザインを考えた作品をつくる
トレースを終えて、ある程度のスキルやデザインの引き出しを身につけたら、自分で一からデザインを考えた作品をつくります。
まずは、周りにデザインの勉強を始めたことを発信して、知人からデザイン依頼をもらえないか、聞いてみましょう。
友人に声をかけるでも、SNSで発信するでも方法はなんでもOK!
そんな方におすすめなのが、仮想サイトの作成!
私の場合は、母が作る子供服のブランドを立ち上げるという設定で、ブランドサイトを作りました。
私が学んでいたスクールの他の学生さんは、今後やってみたいサービスのHPや、好きな旅行先を紹介するページを作っている人もいました。
たとえ仮想案件でも、できた作品を発信することで、具体的にどんなことができるのか周りの人がイメージしやすくなります。
その結果、知人からデザイン依頼を貰える可能性も高まります。
③クラウドソーシングサービスを利用する
この時点で、知人からたくさんのデザイン依頼を貰えている場合は、知人からの案件をそのまま実績としてポートフォリオに載せることができます。
しかし、なかなか知人から案件をもらえず、作ったのは仮想案件のみ…。
そんな方はクラウドソーシングサービスを利用して、対クライアント案件にも挑戦するのがおすすめ!
仮想サイトは、自己完結して好きなように作れますが、クライアントがいる案件は、相手のニーズに合わせたデザインを考える必要があります。
この相手のニーズに合わせたデザインを生み出す経験は、実務では欠かせないスキルとなるので重要です。
クラウドソーシングサービスを利用すれば、クライアントを相手にした実際のお仕事にチャレンジできます。
多少単価は安いかもしれませんが、クライアントがいる案件の実績作りとしては、欠かせないステップです。
おすすめのクラウドソーシングサービス3選
業界最大級のクラウドソーシングサービス、CrowdWorks(クラウドワークス) 。
案件数が豊富で、簡単なバナー制作からサイト制作まで幅広い求人があります。
クラウドワークスの良さは、なんと言ってもアプリが使いやすい!
いつでもどこでも案件を探せたり、簡単にクライアントとのやりとりできたりと、とっても使い勝手が良いです。
iPhoneだけでなく、androidにも対応しているので、私のようなandroidユーザーにも嬉しいポイント!
クラウドワークス同様、ランサーズも業界最大級のクラウドソーシングサービスのため、案件数が豊富です。
コンペに参加すると、他の方の提案内容を見れたり、採用された作品を見れたりするので、とても勉強になります。
また、ランサーズのスタッフが悪質な案件を減らすための活動を積極的に行っているため、案件の質も安心できます。
Bizseekは、クラウドワークスやランサーズに比べて、手数料業界最安級!
大手2社の手数料が20%なのにくらべて、Bizseekは10%代なので、大手2社に比べて高い報酬をゲットできます。
また、後発サイトでまだ知名度が低く、登録者も少ないので、大手サイトでは競合が多くてなかなか受注できない方も、受注できる可能性が高まります。
ステップ4:ポートフォリオを作成する
Webデザイナーとしてお仕事を獲得するために欠かせないのが、ポートフォリオ(実績をアピールするための作品を集めたもの)。
ある程度の実績を積んだら、やっとポートフォリオの作成に入ります。
ポートフォリオは紙版とWeb版の2種類がありますが、Webデザイナーを目指す場合、最低限Web版ポートフォリオ(ポートフォリオサイト)は準備しましょう。
自分でhtmlやcssを使って一から作ることもできますが、WixやSTUDIO、tumbllrなど簡単にサイトが作れるサービスを上手く活用すると、効率よく作れます。
- 制作したWebサイト名とURL
- Webサイトのキャプチャー
- 制作期間
- 自分が担当した箇所
- 工夫点
また、ポートフォリオサイトには、作品を載せるだけではなく、自己紹介として下記のような内容も盛り込むようにすると、自分の人となりやスキルを企業に分かってもらえるので、マッチングしやすいです。
- 氏名や顔写真
- 職種や生年月日、略歴などの基本情報
- 言語やツールのスキルレベル(経験年数でもOK)
- 自分の強み、どんなWebデザイナーになりたいのかなど
ポートフォリオサイトの作成は、時間や手間がかかり大変です。
しかし、逆を言えば、ポートフォリオサイトをしっかりと作り込めば、クライアントや企業側に熱意やスキルが伝わり、たとえ経験が浅くても採用される可能性やお仕事を獲得できる可能性が高まります。
ちなみに私のポートフォリオサイトはこんな感じです。
ステップ5:Webデザインのお仕事を探す
ポートフォリオができたら、いよいよお仕事探し!
ここでは就職・転職活動の場合と、フリーランス・副業の場合の2つに分けて、詳しい方法をご説明します。
就職・転職活動の場合
特に未経験からWebデザイナーを目指す場合、Webデザイナーの業界や会社についての知識や、Webデザイナーと一言で言っても幅広い仕事内容の中から、自分はどんなWebデザイナーが向いているのかなど、分からないことだらけ。
そんな時は、人材紹介会社に登録するのがおすすめです!
人材紹介会社には、転職市場の情報が集まっており、最新の市況感や求人情報を得られます。
また、プロのキャリアカウンセラーのカウンセリングを無料で受けることができ、希望条件に合った求人を紹介してもらえます。
最近ではわざわざ出向かなくても、電話でのカウンセリングが可能な場合が多いので、気軽にカウンセリングが受けられます。
最低でも1社は登録して相談に乗ってもらうと、仕事が決まるまでの期間、自分に合った求人を紹介してもらえたり、気になる会社の内情や、選考のポイントについても教えてもらえたりします。
応募書類の添削や面接対策などもしてもらえる人材紹介会社もあります。
ここでポイントは、本当に行きたい会社は、人材紹介会社経由で応募しないこと!
人材紹介会社経由で応募すると、企業の採用ハードルが上がるので、特に未経験分野の転職には不向きといえます。
そのため、人材紹介会社から得られる情報を上手く利用して、最終的には自分で求人サイトや企業の採用ページから応募することをおすすめします!
自己応募する際におすすめなのがWantedly!
Wantedlyは特にWeb系の企業の求人が豊富にあります。
さらに、気になる会社にはまず話を聞いてみることが可能なので、企業からの会社&求人説明を経て、選考を進めるかどうかを判断できます。
お互いマッチングしているかどうかをすり合わせながら、転職活動を進められるので、おすすめです!
ママや主婦向けの求人サイトは下記の記事で紹介しているので、チェックしてみてください。
フリーランス・副業の場合
フリーランスや副業する場合のお仕事探しのポイントは、大きく分けて2つ。
- プラットフォームの活用
- SNSの活用
順番にみていきましょう。
①プラットフォームを活用する
世の中にはフリーランスや副業希望の方でもお仕事を獲得しやすいよう、様々なプラットフォームがあります。
代表的なお仕事を探せるプラットフォームは以下の3つ。
- Lancers(ランサーズ):10年以上の歴史のある日本最大級のクラウドソーシングサービス
- Crowd Works(クラウドワークス):各種メディアに掲載!日本最大級のクラウドソーシングサービス
- coconala(ココナラ) :自分の持っている知識・スキルを販売できるサイト
プラットフォームを使うと、豊富な案件数の中から様々なお仕事に挑戦できたり、数多くの方々に、自分のスキルを売りにできたりと、特に未経験からフリーランスになられた方にとって良いことづくし!
ただし、プラットフォームを使用する場合、5〜20%の手数料を取られてしまうというデメリットもありますが、最初のうちは各種プラットフォームを使って実務経験を積んでいくのが重要です。
②SNSを活用する
お仕事獲得の方法として、意外と知られていないのがSNSの活用。
Instagramやtwitter、facebookを活用して、自己ブランディングしたり、自分の実績を掲載したりして、お仕事獲得の糸口を見つけていきましょう。
まとめ:5つのステップをクリアすれば、未経験からでもWebデザイナーになれる!
再度、私が未経験からWebデザイナーになるまでのステップをおさらいすると、
- Webデザインの勉強に最低限必要なものを揃える
- webデザインスクールに通う
- 実績を作る
- ポートフォリオを作成する
- Webデザインのお仕事を探す
できるかできないか、自分に向いているかどうかを考えるのではなく、まずは「やってみる」。これが重要です。
もちろん未経験からWebデザイナーになるためには、時間もお金もかかりますし、最初はなかなか稼げません。
でもそれも全て自分や未来への投資と考え、焦らず、夢のWebデザイナーになるために、ゆっくり前に進んでいってください。