こんにちは!きのこです。
こんなお悩みをお持ちの方に、転勤族の妻である私から、転勤族のメリット&デメリットを踏まえた、転勤族との結婚に向いている人&向いていない人を正直にお伝えします。
転勤族の現実を踏まえた上で、失敗しない人生の選択ができる方が少しでも増えると嬉しいです。
転勤族と結婚するデメリット5つ
転勤族との結婚に踏み切れない原因が、転勤族のデメリットの多さ。
実際に私が転勤族の妻として感じてきた、転勤族のデメリットを5つお伝えします。
デメリット①長期的な生活環境作りや人生設計ができない
引っ越しが多い=定住することを前提とした生活環境づくりが難しくなります。
たとえば家具家電の購入一つでも、転勤になった場合の保管や処分問題を考え、結局欲しくても購入を諦めることになりかねません。
そのため、転勤族である限りは、なかなか理想の生活環境をつくることができません。
また、家族の長期的なライフプランを立てづらくなります。
たとえば、子供の進学先やマイホーム購入の時期や場所など。
定住する場所が決まっている方であれば、そこまで大きな問題ではありませんが、転勤族の場合は慎重に検討する必要があります。
デメリット②妻の仕事が制限される
在職中の方は、彼の転勤先に勤務地がない場合、退職を余儀なくされる可能性があります。
また、住む土地が地方の場合は特に、求人の選択肢が狭まるので、なかなかやりたい仕事が見つかりません。
せっかく就職しても、再び転勤ですぐに退職。という事態になりかねません。
ちなみに私は結婚するにあたり、そのとき彼が住んでいた香川に、私が働く会社のオフィスがなかったので、退職しました。
さらに働こうと思っても、求人が少なく、働きたくても働けない状況が続いていました。
このように、転勤族の妻ができる仕事は制限される傾向にあります。
デメリット③単身赴任の可能性がある
子どもが転校するのを拒んだ場合や、家族の介護問題が発生した場合などは、単身赴任の可能性もあります。
単身赴任となると、家族団らんの時間がなくなり、家事育児の協力者がいなくなってしまうので、精神的にも体力的にも辛くなります。
また家族がバラバラに生活するため、その分お金がかかり、金銭的ダメージもあります。
デメリット④引越し作業が大変
転勤の度に発生する、引越しのために必要な作業。
荷造りはもちろん、役所や光熱費の手続きなど、やることが多くてかなり大変です。
単身なら自分のことだけやれば良いのでまだ楽です。
ただ家族の場合は、家族の人数分必要になりますし、ましてや子どもが学校に通い始めると、さらにやることが増えます。
家事や育児、仕事をしながら、引越しを何度も経験するのは正直キツイです。
デメリット⑤人間関係が希薄になりやすい
せっかくできた友だちも、引っ越すと離れ離れに。
転勤の度にまたイチから人間関係を構築しなければいけないので、親密な人間関係をつくるのが難しくなります。
また、基本的にお互いの実家が遠いので、なかなか帰省できなかったり、困ったときにすぐにご両親の手を借りたりすることができません。
特に子どもが小さい時は、お互いの両親が近い方が安心ですよね。
転勤族と結婚する3つのメリット
転勤族との結婚はデメリットばかりじゃない!
実際に転勤族の妻となって感じたメリットは大きく分けて3つ。
転勤族の彼との結婚に迷い、悩み、暗い気持ちになっている方に、是非知って欲しいです!
メリット①高収入
一般的に転勤族は、住宅手当や地域手当、引越し手当などの様々な手当や、社宅制度が充実しており、平均よりも高収入の場合が多いです。
私たちの場合、最初の転勤先・香川では、借り上げ社宅制度により、新築の2LDKに住んでも家賃は16,000円。(本当の家賃は70,000円)
次の転勤先・東京では、社宅のため、3LDKに住んでも家賃は20,000円。(同じ区にある3KDKの家賃平均:約15万円)
さらに、転勤でかかった引越し費用は全額会社負担+支度金として10〜20万円ほどの補助があります。
このように、転勤族ならではの手当や制度を利用することで、平均よりも高い収入を得ることができます。
メリット②視野が広がる
転勤によって引っ越す度に、いろいろな土地での生活を経験できます。
海外転勤がある場合は特に、日本とはまったく異なる環境や文化に触れることで、視野をさらに広げることが可能です。
また、転勤族になったことで、新しいチャレンジができる可能性も。
私の場合、転勤族の妻となり、仕事の選択肢が減ってしまいました。
しかし、その経験が、時間や場所を問わずに仕事ができるスキルを、身につける機会につながったのです。
転勤は妻だけでなく子どもにとっても良い経験になります。
子どもの視野を広げられるのはもちろん、子どもが新しい人間関係に順応するための、社交性を身につけられます。
また、海外転勤があれば、日本ではなかなか得られない、語学力や感性を身につけるための貴重な機会となります。
メリット③土地や人に縛られない
転勤族の場合、転勤先によって住む場所が変わるので、基本的には賃貸暮らしとなります。
そのため、万が一、住んでいる土地や周りの人間関係でトラブルがあった場合も、すぐ引っ越せます。
また、お互いの実家との距離を保てるので、変な干渉されずに気楽に生活できます。
転勤族との結婚に向いている人・向いていない人
転勤族との結婚のメリット&デメリットを踏まえた上で、私が考える、転勤族との結婚に向いている人とそうでない人をお伝えします。
転勤族との結婚に向いている人
上記に1つでも当てはまる人は、転勤族の彼と結婚はおすすめです!
結婚後、転勤にまつわる問題が発生しても、前向きに乗り越えていけると思います。
転勤族との結婚に向いていない人
上記に当てはまる人は、結婚後に立ちはだかる壁を、うまく乗り越えられなくなる可能性があります。
せっかく出会えた運命の人なのに、「彼が転勤族だから……」という理由だけで、結婚しない選択をするのはもったいないですよね。
自分が「転勤族の彼との結婚に向いていない」と思った人は、彼に正直に相談してみることをおすすめします。
お互いの譲れるポイントと譲れないポイントを整理し、納得のいく決断ができるまで話し合いましょう。そうすれば、解決策が見つかるかもしれません。
まとめ:転勤族のメリット&デメリット、自分の価値観を踏まえた上で、悔いのない結婚を!
転勤族には悩みはつきもの。
でも、その分、転勤族だから良かったと思える瞬間もたくさんあります。
転勤族との結婚に悩まれる方は、お伝えしたメリット&デメリットと、自分自身の大事にしたい価値観を踏まえた上で、悔いのない人生最大の選択をするようにしてください。
結婚は二人が決めること。
もし一人で抱えきれない場合は、必ずこれから一生のパートナーになるかもしれない彼に相談してから、決めるようにしてくださいね。