こんにちは!きのこです。
妊娠を機に仕事を辞めるか続けるか、悩んでいる人多いと思います。
特に旦那さんが転勤ありのお仕事であれば、余計悩むのでは…?
ちなみに私は退職しました。しかし結果的にお金の面でかなり後悔しました。
今回は私が退職したときの体験談を元に、なぜ仕事を辞めて後悔したのか、その理由をお伝えします。
妊娠を機に退職することを決意
第一子の妊娠が発覚したのは社会人3年目になりたての頃。
プロポーズの2か月後、入籍前の出来事でした。
妊娠が発覚して真っ先に考えたのが「これから仕事どうしよう…」
結婚相手は入社後すぐに香川配属となり、私はその時東京で勤務していたため、付き合い始めから丸2年遠距離生活。
仕事を続けていると新婚生活を一緒に過ごせない。
初めての妊娠で不安がいっぱいの中、関東に身内は誰一人としていない環境。
そして仕事内容はストレスフルな営業の仕事。
ストレスや立ち仕事のせいで赤ちゃんに何か問題があったらどうしよう。。。と不安な気持ちでいっぱいになりました。
元々転職するかどうか悩んでいたこともあり、これを機に退職することを決意しました。
もちろんお金のことも考えましたが、失業給付金や出産育児一時金もあるし大丈夫か!と思い、退職を決意しました。
妊娠~出産~産後にかかるお金
産前から産後にかけてかかったリアルなお金についてお話しします。
妊娠から出産にかかった主な費用
- 妊婦健診費:約5万円
- 入院・分娩費:約48万円→(出産育児一時金と医療保険でを使って実質約3万円)
- 出産準備品(マタニティグッズ、ベビー用品)購入費:約14万円
- 通院・里帰りの際の交通費:約4万円 etc..
計約26万円ってところでしょうか。
この中で1番お金がかかる入院・分娩費ですが、
私の場合、地元香川の総合病院での出産だったため、出産費用が安く、出産育児一時金(42万円)や医療保険のおかげでそこまでマイナスにはなりませんでした。
ただ、例えば全国で最も出産費用が高い言われている東京だと平均50~60万円はかかりますので、その分出費は増えます。
また出産準備品は私の場合、チャイルドシートやベビーカーも購入しているため、少し高めかもしれません。
出産後にかかった主な費用
- 内祝い:約7万円
- ベビー用品(服、おもちゃなど):約10万円
- 食費(ミルク、離乳食など):約3万円
- 保険(教育資金):年間約22万円 etc.
計約42万円です。
かなりの貧乏性のため、
- 内祝いは楽天などのポイントが貯まり、送料無料のサイトで購入
- 服は私の母の手作り、おもちゃはメルカリやラクマなどのフリマサイトを活用
- オムツはモニターに登録
- 食費は生後3か月から完母、市販のベビーフードは最低限に抑える
- 教育資金はドル建ての保険で運用しながら貯蓄
とできる限り節約を駆使していますが、このくらいかかりました。
tenmamareal.com/how-to-reserve-for-education
産前~産後にかかった合計金額
産前:約26万円
産後:約42万円
合計:約68万円
私たちの場合、+結婚費用がかかり、ほとんど貯金ゼロの状態だったため、旦那の収入だけではカツカツでした。。。
退職するともらえるお金
そのお金について説明していきます!
失業保険(失業給付金)
失業保険(失業給付金)とは、雇用保険に基づいた手当のことで、会社を退職し転職活動を行う際に受け取ることができます。
失業保険の基本手当の金額は、在職中給与の約50~80%
給付を受けられる期間は90日~360日間
となり、会社を退職した際の年齢や雇用保険に加入していた年数、離職時の理由などによって決められます。
私の場合、26歳で退職、雇用保険の加入年数2年半、自己都合の退職のため
支給額は約61万円でした。
ただし、退職後すぐにこのお金がもらえるわけではありません!
なぜなら妊娠・出産を理由に退職した場合は、すぐに求職の申し込みはできないからです。
そのため、失業給付金の受給を最長3年間(受給期間も含めると4年間)延長する特例を受ける必要があります。
失業保険(失業給付金)はあくまでも、再就職を希望するタイミングにやっと貰えるお金ということを覚えておいてください。
仕事を続けて、産休・育休を取得するともらえるお金
出産手当金
出産手当金とは、産休中、会社で加入する健康保険からもらえるお金のことです。
支給対象期間
出産の日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)以前42日(多胎妊娠の場合98日)から出産の翌日以後56日目までの範囲内となります。
大体3か月前後ですね!
また、出産が予定日より遅れた場合、その遅れた期間についても出産手当金が支給されます。
支給額
1日当たりの支給額は、
「支給開始日前1年間の各標準報酬月額を平均した額÷30日×(2/3)」です。
つまり直近1年間の月給の約67%
私がもし仕事を退職していなかったらもらえた出産手当金は、
約73万円でした。
ちなみに下記条件を満たしていれば、退職しても出産手当金を受け取ることができます。
- 退職日まで1年以上社会保険に継続加入(有給休暇も含む)
- 退職日が出産日(出産予定日)から42日以内
- 退職日(最終出勤日)に仕事をしていない
育児休業給付金
育児休業給付金とは、雇用保険に加入×1ヶ月に11日以上働いた月が1年以上ある育休中のママがもらえるお金です。
支給期間
通常、産後休業期間(出産日の翌日から8週間)が終了した次の日から子どもが1歳に達する前日までです。
ただ保育所等に預けられないなどの理由があれば、1歳6か月または2歳まで支給期間の延長ができます。
支給額
1ヶ月あたりの支給額は
育児休業開始時賃金日額×支給日数(通常30日)の67%
(育児休業の開始から6ヶ月経過後は50%)
となります。
大体、直近6か月の平均月給の50~67%ですね。
私がもし仕事を辞めずに1年間育休を取った場合に、もらえた育児休業給付金は、
約210万円でした。
まとめ:退職すると金銭的に損をします!
あくまでも私の場合ですが、
産前産後 :-68万円
失業保険(失業給付金):+61万円
計:-7万円
産前産後 :-68万円
出産手当金&育児休業給付金:+283万円
計:+215万円
こうやって比べると雲泥の差ですよね。。。
仕事を続けていれば、この期間にしっかりお金を貯めることができるのです。
人それぞれ状況が異なるため、一概には言えませんが、私はもう少し深く考えれば良かったと後悔しています。
退職するかどうかを悩んでいるのであれば、一度退職した場合と仕事を続けた場合のお金をそれぞれ計算して、比べてみてください。
そしてその差額と仕事を辞めたい理由を天秤にかけて、最終どうするかを決めることをオススメします!