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医療保険って入るべき?私が医療保険を解約した3つの理由

こんにちは!きのこです!

結婚や出産を機に、一度は保険について考えますよね。

保険の相談をしに行くと、生命保険や自動車保険などとセットで紹介されるであろう保険が、医療保険やがん保険

最初は私たちも提案されるがまま、医療保険とがん保険に加入していました。

でも家計の見直しをする際に、思い切って医療保険やがん保険を解約しました!

なぜ解約したのか、その理由は下記の3つです。

  1. 国の社会保険が手厚い
  2. 保険料分を貯金しておく方が損しない
  3. 社会の変化により現在の保険内容が適用されない可能性がある

一つずつ、これから詳しく説明していきます!

医療保険が不要な理由1国の社会保険が手厚い

日本ではすべての人が、健康保険に加入することになっており、そのおかげで、医療費の自己負担は大幅に削減されています。

年齢 自己負担割合
75歳~ 1割(現役並みの所得者は3割)
70~74歳 2割(現役並みの所得者は3割)
小学生~69歳 3割
小学校就学前 2割
出典:厚生労働省 医療費の自己負担

そのため、例えば30歳の会社員が病気になり、100万円の医療費がかかっても、自己負担額は30万円ということになります。

これがもし、75歳以上の高齢者であれば、10万円となります。※現役並みの所得者は3割

つまり、病気が心配される高齢者になったときの医療費の自己負担割合はより一層少なくなるのです!

でも治療が長引いたら、100万円以上かかる可能性だってあるし不安…。

きのこ
きのこ
そんな不安もありますよね。でも大丈夫!高額療養費制度というさらに手厚い制度を用意してくれています!

高額療養費制度とは、健康保険に加入している人が、月に一定額以上(年収による)の医療費がかかった場合、保険の適用範囲であれば、それ以上の金額を国が負担してくれる制度です。

例えば年収500万円の場合、入院や手術により医療費が高くなっても、健康保険の適用範囲内であれば、ひと月あたりの自己負担額の上限は約8~9万円となります!

これはあくまでもひと月あたりの話ですが、医療費の負担が長期に渡ると、さらに負担が軽くなります!

でも中には健康保険の適用外の治療だってあるはず!例えばがんとか…やっぱりがん保険は入った方がいいの?

今や2分の1の確率でなるといわれているがんですが、だからこそ保険で賄う必要はありません!

なぜなら保険とはそもそも「めったに起こらないけど、もし起きたら莫大なお金を支払う可能性がある場合」に備えて加入するものだからです!(例えば賠償責任を伴う自動車事故に備えた自動車保険とか!)

そのため、半分の確率でなるんだったら、がんに備えて貯金をしておいた方がいいということなります!

 

しかもがんも下記の表を見るとわかるのですが、大半は健康保険が適用されるため、100万円以上の大きな出費になることは少ないです。

※出典:がんの名医ががん保険に入らない理由 自費治療は必要ない?

 

他にもサラリーマンであれば、病気やけがで仕事を3日以上続けて休んだ場合、4日目から最長1年6カ月支給される傷病手当金もあります

医療保険が不要な理由2:保険料分を貯金しておく方が損しない

医療保険に加入すると、保険料というコストが解約するまでかかり続けますよね。

例えば、私たち夫婦が元々入っていた医療・がん保険は、ひと月あたり大体二人合わせて7000円。ということはその分を仮に1年貯めるだけで84000円

これだけで、高額療養費制度のひと月あたりの自己負担上限額相当に!

これを仮に30歳~60歳まで加入し続けるとすると84000×30=252万円!!

 

この貯まるはずのお金を、医療費分としてきちんと貯金しておけば、万が一の時も対応可能です!

むしろ何もなく健康に過ごせた場合、保険料分まるまる損をするということにもなりかねません!

そのため我が家では保険にかけない分を貯金して、その代わり病気にならないように日頃の検診や予防接種などの予防医療にお金をかけよう!という結論になりました。

医療保険が不要な理由3:社会の変化により現在の保険内容が適用されない可能性がある

医療保険に加入しても、実際にお金をもらえるのは契約で決まった内容や条件にあてはまるときだけ。

そもそも、今の医療保険は入院や手術に対する給付が主となっているため、通院治療の場合、お金はもらえません。

でも現在は、国が健康保険に対しての保障費用増大を防ぐために、できる限り長期の入院はさせず、通院での治療にするよう、病院の方針が変わりつつあります

そのため、もし病気やケガをしても、実際に給付してもらえる額は少なくなってきています!

 

また医療の進歩により、現在の保険内容が適用されなくなる可能性だってあるのです!

例えば日々進歩しているがん治療。

現在のがん保険は主に、放射線治療や抗がん剤治療に対しての給付。

今後もっと有効な健康保険適用の治療法ができた場合、現在加入中のがん保険では対応できなくなるのです。

 

こういった医療の進歩の影響があるため、保険のプランナーさんはよく「医療やがん保険は10年に一度見直すことをオススメします」と言います。

もし言われるがままに10年に一度見直していると、せっかく若いうちから加入し、安い掛金で賄っている保険の意味が全くありません!

それならより一層、最初から加入せず、どんな治療にも対応できるよう、貯蓄しておいた方がよいと思いませんか?

まとめ:医療保険が不要or必要は家庭の状況に合わせて決めよう!

これまで医療保険が不要だと思う理由について説明してきました。

とはいえ、それぞれの家庭の貯金額や雇用形態、家系などの状況によって、医療保険が必要な人もいると思います。

逆に下記に当てはまる方であれば、医療保険は不要だと思います。

  • ある程度の貯蓄ができる人
  • サラリーマンの人
  • 三大疾病やがんなどの病気の家系ではない人
 

不安な方は、一度ファイナンシャルプランナーさんに相談してみるのもアリだと思います!

一度保険について見直してみてくださいね!